100均のダイソー、ノック式シャープペンシル(ホルダー)をショート改造したのでレポートします。
先日ダイソーで購入した「シャープ鉛筆」がノック式で、意外に調子がいいのでコレを改造してショート化してみることにした。 完成したショート化「ダイソーノック式シャープ鉛筆(ホルダー)」約10cmです。
改造元のペンシルはこれです。「MECHANICAL PENCIL シャープ鉛筆」。クリップは角が立っていて手帳などの革は傷つくので注意が必要です。机上での回転防止用と割り切ったほうがいいかもしれません。替芯が6本付属していますが、ケースの中で粉っぽくなっていました。ホルムアルデヒド(POM)を含有しているようなのでジブンはもっているユニ芯を使っています。
工作精度は低い。こんなもんかな。あちこちに傷があります。
頭部のノック分には穴が開いています。芯削りができる様子。試していません。(指も、そのあたりも黒鉛だらけになってしまうよ)
すべて分解してみました。おっ、これは改造できるなと感じる、幸せな一瞬が味わえます。
使った道具
1)ダイソーのパイプカッターです。
400円で台湾製です。ホントは100円のパイプカッターを買いに行ったんだけど品切れでした。買えるなら100円のパイプカッターをお薦めします。他の用途にも使いたかったので刃も2枚購入しました。
2)紙やすり、#400、800、1500をそれぞれ少し使いました。
3)ヤスリ、愛用のツボサン 5本組中目、
使ったのは平と丸です。ダイソーにもダイヤモンドヤスリ2本組があります。コレもイイ!
カットした!
簡単です。六角なのでゆるく押さえて切りました。強く締め付けると素材が弱いので内径がすぼまってしまうかもしれません。簡単に切れます。怪我に注意して軍手や滑り止め効果のあるゴムなどを使いました。
綺麗にやすって滑らかにします。内径も滑らかにします。紙やすりを筒状に丸めてバリなどを丁寧に取り去ります。左側が滑らかに加工したものです。右側は切った残りの部分で鋭いバリがあります。
プラスチック芯パイプを、現物合わせでカットしながら組み立てました。
ダイソー「MECHANICAL PENCIL シャープ鉛筆」ショート化まとめ
他の短いショートなボールペンなどと比べてみましょう。
一番右は最強のショートボールペンゼブラ SL-F1ミニです。これはホントに素晴らしい完成度の伸縮ボールペンですね。
その左は雰囲気で人気の「ミドリ ブラス ボールペン 無垢」真鍮無垢というよりか真鍮パイプの絞り加工。
薬莢風で面白い形、クリップはかなり弱くてムリは禁物。
次はラミー ピコで限定色のピンク、
なめらかな塗装。価格だけのことはあるギミックのラミーらしいショートです。もし買うならクロームのほうが気を使わなくていいと思った。
その隣はパイロットのハイテックCプチモ(青)です。たぶん廃盤かな。これはもっと買っておくべきだった。キーホルダーにぶら下げていて何度か助けられたし、人にさっと貸してとても喜ばれた経験があります。でもこの使い方はヒビが入ったりして痛むのだ。この個体も満身創痍で頑張っている強者です。
そして改造版の「MECHANICAL PENCIL シャープ鉛筆」です。
こうして並べてみてもなかなかのものでしょう!?実際に便利なんですってば!(^^) 呆れ顔の家人が静かにうなずきながらドアを閉める日曜の午後でした。


(2016年4月8日一部訂正)
コメント
鉛筆シャープをぐぐっていてたどり着きました。
ホルムアルデヒド(POM)を気にされて、付属芯は使わない…とありましたが、
芯ではなく、本体の内側つまり芯を入れる半透明の筒に使われいると思われます。
ちなみに、POMはコクヨの鉛筆シャープでも使われております。
ホルムアルデヒドの結合由来ではありますが、POM=ポリオキシメチレンは色々なところに使われている樹脂ですので、それほど気にしなくて良いかと思います。よく見るコポリマーとかも気にしだすとキリありませんし。
むしろPOM表記の商品が多い中、わざわざ誤解を招くのも承知でホルムアルデヒド表記をしているあたり、良心的と思っているんですが…。(ダイソーのマニキュア事件を受けての表記かもしれません)
たまごさん、コメントありがとうございます。
詳しい解説ありがとうございました(^^)