PILOTパイロットの油性ボールペン、ジャストミートJUSTMEETは隠れた名品です。使ってみたのでレポートします。ジャストミートは、いまのところ1317種類が生産されているようです。ジブンが購入したのはジャストミートスリムの「モクメ」と「ブラウン」です。

パイロット・ジャストミートスリム「モクメ」「ブラウン」画像では「モクメ」の印象がすこし違う。実際はもう少しあたたかみがあってコレほど木目は目立たなくてツルンとしているかな。この画像ではロゴが写っているけどすでにJUSTMEETのロゴは紙やすりで落としてしまった。
多色軸、多機能軸、スリム軸以外はBRFN-10Fの芯を使っています。ドクターグリップ好きな方は良い選択かも知れない。
@newsbungu
は最近細めの軸が好みになってきたのでスリムを選びました。67種類のラインナップ。かなり大家族。
ジャストミート・スリムスマート油性ボールペン、木目の色違いで4種類、気合を入れてるね。製品のパッケージにはスマートと表示されているものがあって戸惑う、「スマート」なるものがさらにラインナップにあるのかと思ってしまった。ありました。追記)2015年9月20日サイトを見たら表示はスマートになっていましたので訂正します。
このオレンジはまだ実際には見たことがありません。良いかもしれない。この画像はパイロットからのカタログ画像だけど口金がミラー仕上げ、クリップが梨地に見える、購入したスリムはすべてミラー仕上げだ。どうなっているんだろう。これがいわゆる「予告なく商品仕様が変わることがあります」というやつなのだろうか。実際にある商品なら印象は相当に違うのではないか。どなたかもっている方はいらっしゃいますか?
パイロットのサイトを徘徊すると、木軸系の説明では、「樹脂含浸加工」「木材を圧縮する圧密加工」「硬化処理」などのキーワードはあるけど、高額な万年筆と同じ加工が、1000円ボールペンに施されているとも思えないのだけど、どうなのだろうか。
もうちょっと詳しい説明があると楽しいのになあ。
同じアオダモで、色みが違う軸があるということは、色素系の浸潤が行われているのは間違いがないような気もする。ジャストミートスリムの「JUSTMEET」のロゴを紙やすりで削ったところ、下地から違う色味が出てきたりしないところから、かなり深い浸透浸潤がされているのではないかと思います。
日本製で、量産メーカーの木軸なので安心して使えますね。木軸に長い経験を持つパイロットなら簡単に割れたり、乾燥で変形してしまうことは無いのではないかと思います。
ある海外有名メーカの木軸はかなりデリケートだった経験を持っています。
替芯の交換はとても快適。ネジが途中から切ってあるのでまっすぐに神経質に回さなくたって適当に回すだけですっとねじ込める。
素晴らしい。
芯のインクは文句のつけようがないほど滑らか、ダマは無いし、文字を書いてすぐこすっても、すでに乾燥していて汚れたりしません。BSRF-8EFがセットしてあったけど、
BSRFシリーズは超極太1.6 mm芯もあるから広い選択肢があります。

PILOT-JUSTMEETパイロットジャストミートスリムのインクは、BSRF-8EF-(B・R・G) 0.5mmの黒が装填されています。BSRFには1.6mmの極太もあるので太字が好きな方には選択肢が広い。
画像はいささか拡大してしまったので、文字のアラがひどい(^_^;)。
木部を見て欲しかった。上から下まで分割されているところがあるけど、ぴったりと木目は通っています。
素晴らしい加工技術。
分割されていることによってシャープなデザインに見えます。重心は真ん中辺りにあります。
このジャストミートのスリムは20g。軸のいちばん細いところの径は11mm。キャップ式で金属軸のトンボ、Zoom505bwが30gぐらい。フリクションボールノックが軸径11mm、ぺんてるエナージェルノックがやはり11mm。
なによりジャストミートは木軸なので、当たりがソフトで冷たくないし、ゴムのグリップが無くて気持ちが良いですね。

PILOT-JUSTMEETパイロット・ジャストミート スリム。真ん中に価格帯は上だけど三菱鉛筆のピュアモルトをおいてみた。色味は相当に違う。握りの良さはジャストミートが好み、インクもパイロットがいいなあ。三菱ピュアモルト、ガンバレ。日本製文具のレベルは高い。
海外製のボールペンと比べると、デザインのテイストは相当に違う。奇をてらうところは無いし、オーソドックスと言ってもいいんじゃないかと思う。
大切な顧客の前でも、
就職の節目でも、安心して使える上質な一本なのではないだろうか。使っていて安心というかほっとする。他にも木軸ボールペンは所有しているけど、どれとも違う安心感があるので、ペンケースから選ばれることが多い。
@newsbunguの場合、出番は
インクの種類 > 軸 > 気分 で
選ばれるわけだけど油性インクの時はたいていジャストミートになりつつある。海外製の高級軸が泣いているな。(^_^;)
ペンケースに一緒に入っているパイロット・ジャストミートスリムの「モクメ」と「ブラウン」では「モクメ」の明るい色の出番が多い。癒やされる気がする。ピュアモルトはペンケースから外れて二軍に回ってしまった。入れ替えはしょっちゅうなので大差は無いのだけれど、、
@newsbunguは相変わらずフリクション、ゲルや水性のリフィルの出番が多いが、癒やしとして油性ボールペンの復権はあるのだろうか?
などと妄想にふけっていると、家人がボールペンをもてあそぶジブンを、心配そうに見ている夕暮れです。
「この製品は在庫が無くなり次第、販売中止となります。お求めの方は、お近くの弊社製品取り扱い販売店へお問合せ下さい。」の表示がありました。残念ですね。お近くの文房具屋さんを覗いて救出しましょう!! ネットでの販売サイトでは高騰してしまっています。ご注意ください。
(2016年4月25日、一部修正、加筆)
(2018年8月18日、訂正)
コメント
先日プレゼント用に同じものを購入したのですが、ロゴを消したいと思いコメント致しました。使用した紙やすりはどのような目のものでしょうか?
お手数かと思いますが、教えて頂けると有難いです。
ちゃんしきさんこんにちは
コメントありがとうございます。
私が使ったのは3種類です。
#400で文字を消す
#1000で紙やすりキズを消す
#15000ラッピングフィルムで艶出し
でやりました。#400番は荒いので使わないほうがいいかもしれません。
木工関係、自動車関係のサイトをぐぐってみてください。
グッド・ラック!!
汚れを無くしたいんですがそれも15000でやればいいですか?
こんにちは、バーンスタインさん。コメントありがとうございます。
汚れをなくしたいということですが、
1)どの程度の汚れか?
2)汚れの種類が油性のものか?
などが不明なので一概にはお答えは難しいです。
自分なら、まず水拭きですが水性染料の汚れなら更に広がる可能性があるかもしれません。
ルーペで見るとこのペンは小さな凹凸があるのでその部分に汚れが入り込むと
除去は難しい可能性があります。
思い切ってのヤスリがけは最後の手段ですね。
幸運を祈ります。